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 詩・散文 Side-A 121-140 

 121-140 タイトル

140 無条件
139 小さな幸せ
138 ニキビ
137 月飼い
136 冬朝二歌
135 口先三寸
134 邪魔
133 確からしさ
132 痕
131 ものさし
130 リピート
129 仮定法
128 痛いのは初めだけ
127 つっかえ棒
126 スプーン
125 空蝉
124 一年
123 甘え
122 先読み
121 錬金術師

 本編

140 無条件
僕はいつでも君の味方だよ

もし 何年か先に
滅多に連絡をとらなくなったとしても
どうしてるかな?ってたまに思い出して
僕は君の味方でいるから

だから 安心しておやすみ


139 小さな幸せ
小さな幸せを探そうとする君はいいね

「あの人が弱さを全部押し付けるんだ」

疲れたかい?イライラしているみたいだよ?

「でも たまに私のなんでもない言葉を覚えていてくれることがあるのよ。大事なことは忘れるくせにね」

一緒に居ることは妥協していくことでもあるけど
その中で小さな幸せを見つけられる君は
とてもキレイに笑う


138 ニキビ
ニキビがキライだ I hate NIKIBI!!
むしろ憎んでさえいる

だから今日もにっくきこいつをやっつけるため 鏡に向かう

なんだ?!こいつは!!
我が物顔で居座りやがって
さも「自分は吹き出物に出世した」とでも言いたげに

バカ言っちゃいけない!!
吹き出物と成っていいのは25歳を過ぎてからだ
俺はまだ22だ
しかし 25を過ぎたって吹き出物なんて呼ばせない
休日にやっている「おかあさんと一緒スペシャル」を
トイレすら我慢して真剣に見ている俺には
その資格があるはずだ

そして今日もにっくきこいつをやっつけるため 鏡に向かう

予備軍をちょちょいとやっつける おちゃのこだ
ビタミンもきちんと摂っている
食事だけでは物足りないのでサプリメントも
寝る前にはビフナイトだ
完璧だ 完璧なはずだ

なのに なぜだ?!
なぜお前は出てくるんだ!!
今日はいくつある? 新手はいるのか?

にっくきこいつをやっつけるため 鏡に向かう

鏡に映った顔を見つめる
鏡に映った俺を見つめる

昨日はしょぼくれた顔だったが
今日は少しマシになったじゃないか


寝る前は自分と向かい合う時間
明日のために反省もすれば 希望も願う

そして ついでにニキビをやっつける


137 月飼い
しょうがないので 月を飼うことにしました

ホントに いくら言っても付いて来るもんですから
しょうがないので 月を飼うことにしました

だから 皆さんは知らないかもしれませんが
あの月は 私のものなのです

でも 私は心が広いので 閉じ込めたりせず
皆さんにも見えるようにしておきます

この間 少し怒鳴ってやったら
怯えて隠れてしまいました
しばらく見えなかったでしょう? ごめんなさいね
だけど しつけですから しつけは大切です

ほら 今日は太陽の光をたくさん食べて
あんなに機嫌良さそうにしていますよ


136 冬朝二歌
我知らず 夢に出にけり 忘れな草 
     表の雪の 白さえ憎し


重ね着た 布団にくるむ 朝もやけ 
     蹴って冷えたる 君ぞ恋しき


135 口先三寸
「結婚するかもしれない」と
君が言い出すことを
電話がかかってきた時点で
僕は知ってしまっていたんだ

君に対してだけこんなにカンがいいのを
いまは不幸に思う

「冷静だね」
本当にそうだと思う?
感情を隠すのは得意だけれど
そんな僕を君は"冷たい"と言ってたね

「祝福してあげるよ」
ごめんね 口先だけで

「お幸せに」
君に幸せになって欲しいのは本心だけど
とりあえずいまは口先だけで


134 邪魔
君が笑って「邪魔してやる」と言って
その電話で僕に告げたことは
僕のそのあとの時間をも本当に邪魔をして
笑い事じゃなくなってしまった

君がまだ僕をこんなに掻き乱すのを
君は知っているのだろうか?


133 確からしさ
たぶん・・・おそらく・・・もしかしたら・・・でも・・・

出来得る限りすべての状況を
確からしさを足して100%になるように
どんな返事が返ってきても平気なように

たぶん・・・おそらく・・・もしかしたら・・・でも・・・


132 痕
自分の息で視界を閉ざして
降り積もるのは想い出

凍えているのは指先だけで
心は寒さを越えてむしろ痛い
ズクズクと自己主張をする傷痕だけが
相対的にか やけに熱く

心に痛覚があるのを教えたのは君
お陰で人間らしく生きていけそうです
ありがとう

血が固まっているのは凍っているのではなく
そういう作用なんです
だから私はかさぶたを剥がすように
ゆっくりとこのウタをうたいます
滲み出す血液は束の間の温もりを

癒えない傷は癒さない傷
消えない傷は消さない傷


131 ものさし
どうすれば君の心を救えるかとか
どうすれば楽しい気持ちになれるかとか

君のものさしで考えようとすることを
面倒臭いと感じてしまいました

どうしても僕が持っているのは僕のものさしで
僕は所詮エゴイストなんです

歩み寄ろうとする努力をカッタルイと感じたら
その恋は終わり


130 リピート
そうやって いつもいつも
それはただ
自分を守るための手段なんじゃないの?
つらいつらいって突き放せば
追いかけて守ってもらえるとでも思ってるの?

俺が傷付かないとでも思ってるの?
ごめんね 俺はそんなにやさしくないよ


129 仮定法
「たら」「れば」なんて過去完了で仮定するより
「たとえば」「もしも」と未来系で仮定法を使って
状況を想定したり
時には妄想したりして
曖昧な希望にほくそえんでみようよ


128 痛いのは初めだけ
辛いのだったら

やめればいいんだよ

君のためだったら


簡単に


言ってあげられるから


127 つっかえ棒
僕がいなければ
自分を支えられないというのなら
僕はいないほうがいいのでしょう

僕は君が好きなのですから


126 スプーン
君がそんなに簡単に「大嫌い」を口にするから
本心じゃないってわかっているけど
それで不安になるとかじゃないんだけど
もうサジを投げてしまいたくなるときだってあるんだよ

もし そうしたとしても
君はサジを拾って僕の心を掬うのではなく
投げたサジに涙を溜めて
堪えた分大きくなったサジに溢れるくらい涙を流して
ただただ立っているのでしょう

でも そうなったら僕は何もしてあげられません
だから投げたくはないんだけど・・・


どこまで大きくなるんでしょう?このサジは
もう細かいサジ加減ができないほど
重たくなっていますよ
重たくなっていますよ


125 空蝉
つないでいたはずの君の手が
いつのまにかからっぽになっていて
思い出だけを握っている

成長した君は飛び立って
私は後生大事に抜け殻を抱えて
悔しいけれどきれいなまま傷つけないでおこうと思う

だけどいまはセミの声が耳に障って
ピカピカしている空蝉を涙で磨く


124 一年
いつの間にかタバコを吸い始めて一年が経っていて
それは君と別れて一年が経ったということで
それを数えていないほど
いろいろなことがあったんだけど

僕はまだタバコを止めてません


窓を開けてタバコを吸いながら
月にかかる煙を見て
「どうしているかな?」って
ふと 考えたりします
考えたりするんですよ?

だからといって
その瞬間のために止めないわけでもないんだけど
その瞬間が結構好きだったりするのも事実です


123 甘え
甘えることと寄り掛かることを
混同してはいないかい?

1人で立つのは必要なことだけど
1人で立たなきゃって依怙地になるまえに
甘えてみればいいじゃない
甘えた結果「よし!頑張れる」って
歩いていける気になれれば
それでいいんじゃない?

うん
要するに僕は君が楽になれればそれでいいんだよ

別に下手だって構わないよ
だんだん慣らしていけばいいさ

それまでは僕が甘えて見せるから
よぅく見ておくんだよ?


122 先読み
どうして僕はこうなんだろう?

相手がどう言って欲しいのか
どうすれば傷つけないか
何を言えば安らげるか

先読みばかりしようとする
そんな言葉を選ぼうとする

そうじゃなくって
必要な言葉をあげられる
やさしい人になりたい


121 錬金術師
俺はやり手の錬金術師
基本は常に等価交換
何かを得ては何かを失い
元の形は戻らない

得意の技は己の鎖
その代償は一歩の距離
進むべくして進まれず
得るのは拒絶の名の安心

そして奥義は己の手錠
その代償は両手の自由
生み出すことが出来ない代わり
何を変えることもない

しかして自ら生み出した枷
鍵を生むのもまた自分なり
その代償は安全な場所
そして得るのは己の未来

さあ 始めよう似非錬金術師
己を変える大錬金術
その代償は今までの自分
そして得るのはこれからの自分




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