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 詩・散文 Side-B 001-020 

 001-020 タイトル

020 冷めたコーヒー
019 アルファベットチョコ
018 大量出血
017 後ろ姿
016 キレイな手
015 眼鏡
014 虚言癖3
013 虚言癖2
012 虚言癖
011 ないものねだり
010 ナンセンス
009 オナカスイタ
008 仮面
007 焦がれる
006 春夏秋冬
005 悪女
004 タバコ
003 秋虫
002 悪い癖
001 断手

 本編

020 冷めたコーヒー
朝は苦手

目が覚めて
夢から醒めて
この体が冷めて

やっと動き出せる

夢の中だとやさしいのね

別にいいのよ
冷めたコーヒーなら火傷しなくて済むでしょ?


わざとらしく飲み残した朝食のコーヒーを
鍵を持った手で持ち上げて
一息に流し込んで
慌てて玄関を出る


019 アルファベットチョコ
10gとかいてある
ゆせんで溶かすはずのチョコを食べながら
アルファベットチョコの大きな袋をカバンに詰める

誰にもバレないように
あなたにだけ
1コだけ多く渡してもいいかしら

でもなぁ

・・・・・・いいかしら

う〜ん

やっぱ・・・・・・やめた


018 大量出血
「死んじゃいたい」
ちがった
「死んでもいい」かな

もちろんそんなことを自ら選ぶほど
バカ(?)ではないつもりだけど
事故でも失敗でも
なにかの偶然で
私の手や足がもげちゃったとしても
流れる血を止めようとしないで
じっと見てそうな自分がいる

こわいこわいこわいこわい
誰か助けて


017 後ろ姿
目の前にある
あなたの後ろ姿が
首が
腕が
背中が
腰が
あんまり愛しくて
なみだが出た

なんて遠い後ろ姿なんだろう


016 キレイな手
あたしはね
あなたの手がだいすきで
だいすきで
じっとみてたら
じっとみてたら
どうしてもほしくなって
たべちゃった


015 眼鏡
前の席に座っているあなたの
顔どころか横顔すら見えないけれど
眼鏡のスキマだけ見えて
あなたの見ている世界を
のぞいてみた

こんなことをしても絶対に
私が視界に入ることはないと
ちょっと わらった


014 虚言癖3
「あいつは(俺に)嘘をつけない」
とでも思ってるの?

バッカみたい


ホントウに全部言ってほしいの?



チキン野郎!


013 虚言癖2
別にいいのよ
気にしないで

何も言わないのは
嘘をつくのと同じなのよ
私にとっては

あなたが嘘つきなのは
十分知ってるんだから


012 虚言癖
あなたの言うことなんて
信じられるわけないじゃない

だって あなたはわたしに
愛してるって言ったのよ


011 ないものねだり
少しだけだと
もっと欲しくなっちゃうけど
たくさんあっても
もっと欲しくなっちゃうかもだけど

全然ないのに慣れちゃうと
全然ないのが当たり前になっちゃうと

案外平気なもんなのね


ロボットみたいな私の涙は
一瞬 強く吹いた風に飛んでった
何の色も映してなかった


010 ナンセンス
押し殺せ
押し殺せ
押し殺せ
この感情を

押し殺せ
押し殺せ
押し殺せ
押し殺せ

ナンセンスなのは解かってる
こんなことを考えている時点で
そんなことできないのは
自分でも解かってる

寝て忘れてしまえるくらい
大人になれたらいいのに

…なりたくないけど
 そうさせないでよ


009 オナカスイタ
オナカガスイテ

ココロモスイテ

ダケド

ナニモタベルキニナラナイ


008 仮面
わたし あなたの笑った顔しか憶えてないわ
でも 楽しそうな顔は憶えてないわ

怒った顔はもちろん
淋しそうな顔も哀しそうな顔も憶えてないわ

あなたがわたしに見せたのは
中途半端な微笑だけ


007 焦がれる
焦らして
焦らして
焦らして
焦らして

言わせてやる


私にあなたが必要なんじゃなくて

あなたに私が必要なんだって


006 春夏秋冬
瞬間  かかってしまった
周到な  あなたの罠に


005 悪女
あなたが困るのを知っているのに

泣き止めない


わたしは悪女


004 タバコ
タバコのにおい

すっごいキライだった


はずなのに


はずなのに


003 秋虫
ねえ 声が聞きたいよ

だから電話はかけないで
思い出すだけにしときます

私のためだけの声じゃないと
意味がないから


002 悪い癖
そんな簡単に壊れないから
もっと強く抱きしめてよ

壊れてもかまわないから
もっと強く抱きしめてよ

あなたの想いはそんなもんなの?


いつもどこかで加減してしまう

それはあなたの悪い癖


001 断手
あなたの手に触れたいの
あなたの手に触れて欲しいの

でもあなたはその手で
私の知らない娘に触るんでしょ?
きっと すごくやさしく


だったらそんな手はいらないわ
欲しいからいらないわ

その手を切り落として
そばに置いておけないのなら

いっそ どこか遠くへ行って頂戴




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